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「今度、群馬県・伊香保温泉の金太夫に泊まろうと思うけど、実際に泊まった人の感想が聞きたいなぁ~。」という方は多いでしょう。
そこで今回はわたしが金太夫に泊まった際の宿泊体験レポートをお届けしたいと思います。
【宿泊した日:2023年9月5日】
伊東園ホテル好きのオッサンです。訪れた伊東園ホテルを忖度なしでレポートしています!
創業500年以上、歴史と伝統ある老舗旅館
金太夫の創業は戦国時代。なんと500年以上の歴史と伝統を持つ老舗旅館です。
経営していたのは、代々、木暮金太夫だったそうです(歌舞伎の世界みたいに歴代当主は木暮金太夫を襲名していた)。
江戸時代の伊香保には、石段街の左右に 温泉の権利を持つ14軒の温泉宿があり、それらは、「大屋」と呼ばれました。
1746年(延享3年)、徳川九代将軍家重の時代、12軒の大屋にそれぞれ十二支が名づけられ、「寅」 を授けられた旅館が金太夫なのだそうです。
玄関脇に置かれた「寅」の置物
ホテル内外にその歴史と伝統を感じることができます。
昔は皇室の方も宿泊されたそうで、1泊50万円する客室もあったのだとか。
昔はこちらが正門だったのでしょうか。
金太夫の歴史を知ることができる写真が1階ロビーの一角に飾られています。
明治30~40年代の金太夫玄関付近の写真。手前には明治の交通機関である籠が映っています。
階段の途中に立っているのは、第18代木暮金太夫だそうです。
上の写真は、ホテル内に掲示された金太夫の全館図です。
現在の金太夫は客室数が全部で59室だそうですが、「老舗旅館にしては客室数がやけに少ないなぁ~。」と感じました。
そこで、駐車場の係りの方に「客室数が少ないですねぇ~。」と話しかけてみました。
駐車場係の方は生まれも育ちも伊香保温泉という方で、最盛期の金太夫を知る人物でした。
すると、興味深い話しが聞けました。
昔、金太夫は125室程度の客室があったのですが、5号館が耐震基準を満たさずに現在は使っていないのだそうです。
上の写真の赤枠で囲んだ部分が5号館です。
5号館が耐震基準を満たすように改装するには約3億円の資金が必要で、「それじゃ採算が合わない!」ということで閉鎖したそうです。
他にも金太夫の歴史について興味深い話しが聞けました。
金太夫の魅力
わたしが感じた金太夫の魅力をお伝えしたいと思います!
魅力① 石段街へ徒歩1分
金太夫の魅力の1つ目は、ずばり「石段街に近い」こと。
伊香保温泉のシンボルといえば、何と言っても石段街です。
その石段街に徒歩1分で行けちゃいます!
上の写真は、金太夫の正面玄関を出た場所です。
玄関を出たら、左に進みます。
細い路地を真っすぐ進みます。右手に見えているのは金太夫の貸切風呂です。
貸切風呂は無料で利用できます(予約制)。
あっという間に石段街です。
明治創業の雑貨屋「すみよしや」さんと、どら焼き屋「短編集」さんに挟まれた路地を抜けると石段街です。
金太夫は、石段の219段目に位置しています。
「とにかく石段街に近くて安い宿に泊まりたい!」という方にオススメですね。
魅力② 黄金(こがね)の湯を堪能できる!
2つ目の魅力としては、伊香保温泉の黄金(こがね)の湯を思う存分楽しめることです。
ご存じでしょうか、伊香保温泉には黄金(こがね)の湯と白銀(しろがね)の湯の2種類があることを。
●黄金の湯・・・・・・室町時代の開湯以来の源泉で、鉄分を多く含むカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉。
●白銀の湯・・・・・1996年に開発されたは無色透明・無味無臭のメタケイ酸単純温泉。
金太夫では、以下の5か所で黄金(こがね)の湯を堪能できます。
金太夫の黄金の湯は、加温・消毒され、掛け流し(ろ過循環なし)で浴槽に注がれています。
●露天風呂(1階)
●貸切風呂(館外)
●足湯(館外)
●浴場・展望露天風呂(7階)
●有料貸切風呂(7階)
「黄金の湯を堪能したい!」という方にオススメですね。
露天風呂(1階)
2018年10月に新設された露天風呂です。
浴槽は広々していますが、眺望はありません(見えるのは空だけ)。
屋根が付いているので、正確には「半露天」と言った方がいいでしょう。
貸切風呂(館外)
貸切風呂は館外(ホテル玄関を出てすぐ)にあります。
合計6カ所あり、無料で利用できます。
利用したい場合は、フロントで予約します。
貸切風呂・くつろぎの湯
足湯(館外)
貸切風呂のそばに設けられています。
宿泊者はもちろん、宿泊者以外でも無料で利用できます。
浴場・展望露天風呂(7階)
浴場・露天風呂ともやや小さめなのですが、眺望が楽しめます。
有料貸切風呂(7階)
浴場・露天風呂と同じ階(7階)にある有料(60分、税込2,200円)の展望露天風呂です。
魅力③ 温泉街、赤城山などの山々を見下ろす眺望の良さ
金太夫は、伊香保温泉の高台(石段の219段目)に位置しているため眺望が良いです。
眺望は、展望テラス(7階)、浴場・露天風呂(7階)、有料貸切風呂(7階)、客室から楽しむことができます。
わたしが宿泊した翌日(チャックアウト日)の朝はキレイな朝焼けを見ることができました。
7階(最上階)にある展望テラスからの眺望を動画撮影してきましたので、興味のある方はご覧ください。
約60台収容の無料駐車場あり!
金太夫は、約60台収容の無料駐車場を用意しています。
全客室が59室ですから、必要なじゅうぶんな駐車スペースが確保されています。
正面玄関前にも駐車スペース(10台弱)があります。
早い時間に到着した方は正面玄関前の駐車スペースに停めることができます。
JR渋川駅からバスで約25分
JR渋川駅
JR渋川駅バスロータリー
公共交通機関で訪れる方はJR渋川駅で伊香保温泉行きのバス(関越交通バス)に乗り継ぎます。
伊香保温泉バス停(伊香保温泉第1バス発着所)で下車し、徒歩約3分(登り坂)で金太夫に到着です。
登り坂を歩いていくと、金太夫が見えてきます。
伊香保温泉バス停(伊香保温泉第1バス発着所)から徒歩約3分で金太夫に到着です。
往復直行バスも運行中!
金太夫の往復バス
金太夫では往復直行バスも運行しています。
2023年9月現在、池袋駅・上野駅・川越駅・南越谷駅(新越谷駅)発着の往復バスが運行されています。
料金は、往復:3,300円(税込)、片道:1,650円(税込)です(2023年9月現在)。
復路(帰り)のバスの到着は、15時~16時の間のようです。
チェックイン手続きは13時から可能。客室への入室は15時以降
金太夫はチェックイン手続きが13時から可能です。
わたしは13時30分過ぎに金太夫に到着し、チャックイン手続きを済ませました。
ですが、客室への入室は15時以降です。
ロビーではチェックイン手続きを済まし、客室への入室を待つ方々が5~6組程度いらっしゃいました。
わたしは館内散策し、石段街で時間を潰しました。
完全リフォームされた客室はキレイで眺望も良し!
15時になり、客室に入室しました。
今回予約したのは、ランクアップルーム(和室8~10畳アウトバス)【禁煙】のお部屋です。
ホテルが用意してくれたのは、6階の620号室です。
7階(最上階)が展望テラス、浴場・露天風呂、貸切露天風呂(有料)なので、6階は客室の中では最上階です。
入室して驚いたのは、部屋が完全にリフォームされ、とてもキレイだったことです。
記事の冒頭でもご紹介しましたが、金太夫は500年以上の歴史があるホテルです。
ですから、「古びた客室」を想像していました。
ところが、玄関から水回り、客室まで完全にリフォームされ、ピカピカだったのです。
ポジティブ・サプライズ(いい意味の驚き)でした。
今回は1人泊でしたが、布団が2組敷いてありました。
ホテルに「わたしは1人泊なので、間違いじゃないですか?」と聞いたところ、「あらかじめ布団を2組敷いておくのが当ホテルの方針です!」と言われました。
眺望もご覧の通り悪くありません。
620号室からの眺望を動画撮影してきましたので、興味のある方はご覧ください!
ランクアップルームでありながら、1万円を切る宿泊料はお値打ち。オススメです!
食べ飲み放題の夕食バイキングに満足!
お楽しみの夕食バイキング。
この日(2023年9月5日火曜日)は、1部制(18:00~19:10)でした。
結論から言いますと、夕食バイキングはじゅうぶん満足できるものでした。
伊東園ホテルではレギュラーメニュー以外に期間限定メニューが提供されています。
この日は「海老とアスパラのまるごと一本串揚げフェア」(期間限定メニュー)が開催されていました。
フェアで提供されていた串揚げは以下の4種類です。
●海老
●アスパラガス
●豚ヒレ肉
●うずらの卵
串揚げはどれも美味しくいただけました。ビールが進みました。
刺身は以下の3点盛りでした。
●ビンチョウマグロ
●甘エビ
●炙り〆サバ
寿司は以下の5点でした(皿にランダムに盛り付け)。
●ビンチョウマグロ
●サーモン
●イカ
●エビ
●小肌
刺身、寿司ともじゅうぶん合格点レベルでした。
ローストポークはかなりいい味でした。
鶏の唐揚げは「専門店レベル」の味でした。美味しかったです。
八宝菜も美味しかったです。ご飯にかければ中華丼として「十分いける!」と思いました。
麻婆豆腐は普通でした。「丸美屋の麻婆豆腐の方が美味しいなぁ~。」と思いました。
チャーハンはべちゃべちゃしていて今一つでした。
モツ煮込みは「悪くない。けっこうイケる!」と思いました。
串揚げと八宝菜をおかわり。
締めのラーメン。
スープがしょっぱいうえに麺も今一つでした。
伊東園ホテルの夕食バイキングといえばアルコールドリンク飲み放題が魅力。
金太夫でも以下のアルコールドリンクが提供されていました。
●生ビール
●酎ハイ
●サワー
●ハイボール
●ワイン
●梅酒
●果実酒
●日本酒(熱燗)
●日本酒(冷酒)
地酒(日本酒、ワイン、梅酒)が充実していました。
夕食バイキング時、ソフトドリンクも飲み放題です。
コーラ、オレンジジュース、コーヒー、緑茶など、約20種類のソフトドリンクが用意されています。
バイキング会場について
バイキング会場は2階です。
昔は宴会場だったと思われますが、さほど大きな会場ではありません。
朝食バイキングは控えめにいただきました
朝食バイキングは1部制(7:30~8:30)でした。
約40種類の和食・洋食メニューが用意されていました。
おおまかに言うと、和食6:洋食4の割合でした。
この日は草津温泉に移動する日でした。
「ランチは草津温泉で赤城牛をいただこう!」と思っておりましたので、朝食は軽めに済ませました。
金太夫に宿泊した感想
満足しました。
今回の宿泊料金は、1,000円引きの優待券を使って8,730円(消費税・入湯税込み)でした。
ランクアップルームに宿泊してこの金額です。文句なしです。
石段街に近く、伊香保温泉の黄金の湯に入り放題ということを考えると破格の安さです。
最盛期は3万円以上出さないと泊まれなかったホテルに安価に泊まれたので良かったです。
●石段街近くのホテルに安く泊まりたい
●伊香保温泉の黄金の湯に目いっぱい浸かりたい
●伊香保温泉の名門ホテルに安く泊まりたい
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