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「今度、群馬県・伊香保温泉の伊香保グランドホテルに泊まろうと思うけど、実際に泊まった人の感想が聞きたいなぁ~。」という方は多いでしょう。
そんな方のために今回はわたしが伊香保グランドホテルに宿泊した際の体験レポートをお届けしたいと思います。
【宿泊した日:2023年9月3日日曜日】
伊東園ホテル好きのオッサンです。訪れた伊東園ホテルを忖度なしでレポートしています!
チェックイン前に周辺観光スポットへ
伊香保グランドホテル宿泊の前夜には既に群馬県入りしておりました。
そこで、宿泊当日は朝からフルスロットルで周辺観光スポットをまわりました。
私がまわった観光スポットをご紹介します!
榛名湖
上毛三山の一つ、榛名山のカルデラに生じた火山湖です。
写真の中央に映っているのは榛名富士(榛名山の中央火口丘)です。
伊香保グランドホテルから車で約20分です(伊香保グランドホテル前のバス停からバスで行くことも可能。)。
ぜひとも訪れていただきたい観光スポットです。
榛名湖をぐるっと一周する榛名湖周遊道路(約5.4km)が整備されており、車を走らせてみると思い思いに榛名湖を楽しまれている人の姿を見ました。
ボートに乗る人、釣りする人、チェアリングをする人、デイキャンプをする人、ジョギングする人、サイクリングする人など。
榛名山ロープウェイ
榛名富士の頂上まで行ける榛名山ロープウェイです。
山頂からは榛名湖や上州の山々が望めます。
天気のいい日は、富士山や東京スカイツリーも見えるそうです(この日は見れず。)。
榛名湖に向かう道中で偶然出会った野生の鳥。珍しい鳥なのでしょうか?
榛名神社
第31代用明天皇(585~587)の時代に創建されたと言われている神社です。
榛名湖からさらに10分弱車を走らせた場所にあります。
本殿、神楽殿、額殿、双龍門、矢立杉、隋神門などが国指定重要文化財に指定されています。
神社の入り口から本殿までは約550mの上り坂が続きます。
建造物や自然の造形美は一見の価値あり!
神社の周辺には無料駐車場が多数あります。
水澤観世音
1300年以上前に創建されたと伝わる古刹。
群馬県内屈指のパワースポットとして呼び声の高い場所だそうです。
写真の六角堂は手押しで3回(3周)まわして真心の供養ができます。
周辺には日本三大うどんと称される水沢うどんのお店が点在しています。
無料駐車場があります。
日本三大うどん・水沢うどんに舌鼓を打ちましたが・・・
昼食は日本三大うどんと称される水沢うどんをいただきました。
水沢うどん街道(約1.5kmの範囲)には10軒以上のうどん店がありますが、わたしが訪れたのは、三升屋さんです。
メニューは、もり、おおもり、かけ、おおかけの4品のみです(ドリンクメニューを除く)。
わたしは、おおもりを注文しました。
まったくの期待ハズレでした。
日本三大うどんとのことで相当期待しましたが、味はわたし好みではなかったです。
麺に“コシ”がありませんし、つけ汁も薄味であまり美味しくありませんでした。
食べ始めておおもりを注文してしまったことを後悔したほどです。
丹精込めて作っていただいた店主の方には本当に申し訳ないですが、わたしの偽らざる気持ちです。
本当は、うどん茶屋水沢 万葉亭のうどんをいただきたかったのですが、この日は予約客のみしか入店できなかったのです。
うどん茶屋水沢 万葉亭は、モンドセレクション最高金賞を連続受賞しているお店なのだそうです。
うどん茶屋水沢 万葉亭
いにしえの栄華を感じさせる歴史と伝統のある老舗旅館
朝からハードに動き回り、12時30分過ぎに伊香保グランドホテルに到着しました。
13時過ぎにチェックイン手続きを済ませましたが、フロントの方から「客室への入室は15時以降です。」と言われました。
ですが、これは想定内。
ホテル内やホテル周辺を散策することで「十分に時間を潰せる。」と考えていました。
ホテル内を散策してみて感じたのは「歴史と伝統のある老舗旅館なんだな!」ということです。
館内の随所にその一端を見ることができます。
威風堂々たるロビー
現在はバス待合所や卓球場などとして使用されている宴会場
昔は2階全フロアーが宴会場だったなんて驚きです。
以前はパーティールームであったであろうカラオケルーム
以前使用されていた小間口の展示
小間口とは、源泉(温泉)が流れる本線より各源泉所有者(旅館)への引湯の際に用いられる湯口のことを言います。
石段街を歩いていると温泉がドバドバと流れ落ちている姿を見ることができますが、ここから小間口を使って伊香保グランドホテルに温泉を引き入れているんですね。
以前は木製でしたが、現在はステンレス製の小間口が使用されているそうです。
約250台収容の無料駐車場あり!
伊香保グランドホテルは、約250台収容の無料駐車場を完備しています。
全客室数が98室ですから、十分すぎるほどの駐車スペースが確保されています。
ですが、第2駐車場は日帰り入浴施設「黄金の湯館」の駐車場も兼ねています。
第1駐車場
第1駐車場(地上)
第1駐車場(地下)
第1駐車場は地上と地下の二層構造です。
第1駐車場は地上と地下合わせて約50台程度の車を停めることができます。
第2駐車場
第2駐車場は日帰り温泉施設「黄金の湯館」の駐車場も兼ねています。
伊東園ホテルの往復直行バスもこの駐車場から乗降するようです。
公共交通機関でのアクセスも良好!
ホテル前がバス停(「見晴下」停留所)なので、電車・バスを乗り継いで訪れる場合にも便利です。
バス停から1~2分歩けばホテルの玄関です。
群馬バス、JRバス関東、関越交通の3社がバスを運行しています。
ちなみに伊香保グランドホテルの最寄り駅はJR渋川駅です。
JR渋川駅からバスに揺られて約20分で伊香保グランドホテル前(「見晴下」停留所)に到着します。
JR渋川駅前バスターミナル
往復バスなら乗り換えなしで楽ちん
2023年9月現在、上野駅、池袋駅、川越駅、南越谷駅(新越谷駅)発着の往復バスも運行されています。
しかも、往復のバス運賃は、3,300円(税込)。
民間の電車・バスで訪れたら、交通費が3~4倍はするでしょう。
パノラマ絶景を楽しめる伊香保ロープウェイ
ホテル内散策を終え、伊香保ロープウェイに向かいました(伊香保グランドホテルから徒歩約15分)。
客室に入室できる15時までにはまだまだ時間があったからです。
「明日の天気予報は雨だから、晴れている今日中にロープウェイを利用するのが得策!」という考えもありました。
標高955メートルにある見晴駅にある展望台からは伊香保温泉街はもちろん、赤城山・谷川岳などを一望できますよ!
こちらの不如帰(ホトトギス)駅から標高955メートルの見晴駅まで4分間で一気に登ります。
見晴駅です。
見晴駅から登り坂を200~300メートル歩いていくと、展望台(ときめきデッキ)があります。
展望台(ときめきデッキ)からの眺望です。なかなかの絶景です。
展望台(ときめきデッキ)からの眺望を動画でも撮影してきましたので、興味のある方はご覧ください。
客室は、洋室(ダブルベッド1台・眺望無し・禁煙)
15時近くになったため、伊香保グランドホテルに戻りました。
すると、ロビーはチェックイン手続き待ちのお客さん、客室への入室待ちのお客さん(チェックイン手続き済み)で溢れかえっていました。
事前にチェックイン手続きを済ませておけば、15時にルームキーを受け取るだけですから、スムーズに客室に入れます。
15時になると、フロントの右端でルームキーの受け渡しが始まります。
わたしは既に13時過ぎにチェックイン手続きを済ませておきましたので、スムーズに客室に入室することができました。
今回わたしが予約したのは、洋室(ダブルベッド1台・眺望無し)禁煙のお部屋です。
ホテルが用意してくれたのは、3号館(五葉)3階の310号室です。
「う~ん・・・」って感じですね。
まるでビジネスホテルの客室のようです。
伊香保グランドホテルにもこんなお部屋があるんですね。
シェードカーテンの向こう側に広がっていた景色です。
旅気分が台無しですので、シェードカーテンは閉めっきりでした(苦笑)。
今回の宿泊料金は、8,565円(消費税・入湯税込)です。
1泊2食付き(夕食バイキング時はアルコールドリンク飲み放題付き)で安価に名湯・伊香保温泉にに泊まれるわけですから、文句は言えませんね(苦笑)。
ホテル内の大浴場と黄金の湯館で黄金(こがね)の湯が楽しめます!
伊香保温泉といえば、茶褐色の黄金(こがね)の湯が有名です。
伊香保グランドホテルでは、「大浴場」と付帯施設の「黄金(こがね)の湯館」で黄金(こがね)の湯に入浴できます。
※ 伊香保温泉には白銀の湯(無色透明のメタケイ酸単純温泉)もあります。
※ 伊香保グランドホテルの白湯(無色透明の湯)は白銀の湯ではなく、榛名山系水道水の沸かし湯です。
大浴場
上の写真は男性大浴場ですが、大浴場の真ん中にどーんと円形の浴槽(黄金の湯)が配置されており、奥に小さめの浴槽(無色透明の湯)が配置されています。
「ホテルの収容能力(全客室98室)を考えると、ちょっと小さいな。」と感じました。
露天風呂はなく、内湯のみ(サウナあり)です。
宿泊者は「黄金(こがね)の湯館」にも入浴できるため、ホテルの大浴場は控えめ(?)なのでしょう。
黄金(こがね)の湯館
伊香保グランドホテルに併設された日帰り温泉施設です。
宿泊客以外の一般客も利用するため、やや混雑します。
内湯が2つ(黄金の湯が1つ、水道水の沸かし湯が1つ)と露天風呂が1つ(黄金の湯と水道水の沸かし湯のブレンド)あります。
館内の地下通路から行くことできるんですが、少し距離があります。
営業時間が10:00~22:00なので、客室に入室できる15時前でも入浴できるものと思われます。
ですが、難点は翌朝に入浴することが難しいことです。
黄金の湯館のオープン時間は10:00なので、チェックアウト時間(11:00)の直前なんです。
その点を考慮してか、伊香保グランドホテル宿泊客は宿泊翌日(チェックアウト日)も「黄金の湯館」に無料で入浴できることになっています。
※ 宿泊翌日(チェックアウト日)に「黄金の湯館」を利用する場合は、宿泊したことを証明する書類(請求明細書 etc.)を受付で提示する必要があります。
黄金の湯館の黄金の湯に入浴して感じたのは「伊香保露天風呂(湯元近くの公衆浴場)に比べて温泉成分が薄いんじゃないか?」です。
伊香保露天風呂
その点を黄金の湯館の従業員の方に尋ねてみました。
すると、「源泉地(湯元)から遠いため、温泉が運ばれてくる途中で湯の花や温泉成分が温泉の通り道に固着してしまって薄くなってしまう。」との回答を得ました。
上の地図を見ていただくと分かりますが、源泉地(湯元)と伊香保グランドホテルは1.5km以上も離れています。
黄金の湯館の従業員さんの説明には「なるほど!」と納得しました。
濃い黄金の湯に入浴したい方は伊香保露天風呂(湯元近くの公衆浴場)を利用した方が良さそうです。
アルコール飲み放題付きの夕食バイキングは合格点レベル
お楽しみの夕食バイキング。
この日(2023年9月10日)は、4部制でした。
わたしは第1部(17:00~18:30)で食事をしました。
どの部で食事したいかはチェックイン時にフロントの方に尋ねられます。
チェックイン時間の早い方から人気時間帯の枠は埋まっていきます。
必ずしも希望の時間帯に食事できるとは限りません。
夕食バイキングは、和洋中40~50種類のメニュー(食べ放題)にアルコールドリンク飲み放題が付くラインナップです(ソフトドリンクも飲み放題)。
この日は、「海老とアスパラのまるごと一本串揚げフェア」が開催されていました。
伊東園ホテルでは2~3か月周期で様々な料理フェアを開催してくれるのでウレシイです。
わたしの夕食も「海老とアスパラのまるごと一本串揚げフェア」で提供されていたメニューからスタートさせました。
フェアで提供されていた串揚げは以下の4種類です。
●海老
●アスパラガス
●豚ヒレ
●うずらの卵
どれも“とびっきり”美味しいわけではありませんが、そこそこいけます!
どの串揚げもサクサク感がない(揚げたてでない)のが残念でした。
もっとも、夕食バイキングのスタート時間に合わせて揚げ始めるのでしょうから、致し方ない面はあります。
最初に並べられた串揚げをスルーして、追加で並べられた串揚げを食べれば揚げたてサクサクの串揚げが食べられたのかもしれません。
続いて、レギュラーメニューの洋食・和食を適当に選んで食べてみました。
どれもまずまずの味でしたが、ローストポークは“おかわり”したくなるほど美味しかったですね。
続いて、海鮮メニュー(刺身、寿司)を食べてみました。
刺身は以下の3種盛りでした。
●まぐろ
●甘エビ
●小肌
悪くはなかったですが、特別良くもなかったですね。
寿司は以下の4種でした。
●サーモン
●海老
●イカ
●小肌
どれも美味しかったです。
4巡目は、揚げ物祭り(笑)。
鶏の唐揚げは味自体は良かったんですが、揚げてから相当時間が経過しているようで少し硬かったです。
茶碗蒸しはイマイチでした。
5巡目は、中華です。
八宝菜、麻婆豆腐、チャーハンをいただきました。
特別良くもなかったですが、悪くもなかったです。
食事の締めはカレーライスをいただきました。
やや中辛寄りの味で、なかなか美味しかったです。
実際に食べたメニューの範囲内で言うと、夕食バイキングはじゅうぶん合格点でした。
特別美味しいメニューもなければ、特別まずいメニューもありませんでした。
宿泊料金(消費税・入湯税込みで8,565円)を考えれば、「頑張ってくれている!」と考えるのが妥当でしょう。
個人的に夕食バイキング最大の楽しみはアルコールドリンク飲み放題です。
わたしはビール党なので、ひたすら生ビール(アサヒスーパードライ)をいただきました(笑)。
ハイボール、サワー
地酒コーナーで提供されていた日本酒(冷酒)です。
地酒コーナーで提供されていたワインと梅酒です。
アルコールドリンクが飲めない方もご安心ください!
夕食バイキング時、ソフトドリンクも飲み放題(約20種類)です。
バイキング会場について
バイキング会場は2階のダイヤモンドパレスです。
おそらく伊東園ホテルになる前の最盛期には夜な夜なきらびやかショーが行われていた会場でしょう。
メイン会場とサブ会場に分かれていました(メイン会場とサブ会場は廊下を挟んで隣り合わせ)。
メイン会場は天井が高く、広々した空間です。
メイン会場
サブ会場
夜の石段街はムード満点
伊香保温泉のシンボルといえば石段街。
夕食を18時30分に終え、石段街に向かいました。
夜の石段街はライトアップされ、ムード満点です。ぜひ訪れてみてください!
ちなみに伊香保グランドホテルから石段街は約1km離れており、徒歩10~15分かかります。
伊香保グランドホテルは伊香保温泉の玄関口にあるので、石段街から少し離れているんですよね。
朝食バイキングは可もなし不可もなし
朝食バイキングは3部制でした。
わたしは一番早い第1部(7:30~8:30)で食事させていただきました。
朝食バイキングは、30~40種類の和食・洋食メニューが提供されていました。
おおまかに和食7:洋食3という割合です。
朝食バイキングは、特別おいしいというわけではありませんが、満足できるレベルです。
和食・洋食まんべんなくガッツリいただきました。
伊香保グランドホテルに宿泊した感想
おおむね満足しました。
というか宿泊料金(消費税・入湯税込みで8,565円)を考えたら、この金額で「多くを望むのは酷」というものです。
このインフレのご時世に1万円弱でこれだけ楽しませてもらえば満足しないといけないでしょう。
全盛期には伊香保温泉を代表するホテルだったであろう老舗ホテルに安価に宿泊できたことがことが良かったです。
「伊香保温泉に格安で泊まりたい!」という庶民の夢をかなえてくれるホテルです。
特に昭和のノスタルジー(郷愁)に浸りたい方におすすめです。
↓宿泊予約はこちらからどうぞ↓
詳しく伝えていただき驚いております。
ご覧いただき、ありがとうございます!